世界銀行との連携
横浜市のY-PORT事業の取組は、「貧困削減」と「持続的成長の実現」に向け、途上国政府に対し融資、技術協力、政策助言を提供する国際開発金融機関である世界銀行の評価を受け、2016年11月から世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)プログラムの「都市間パートナーシップログラム(CPP)」を通じて連携しています。
都市間パートナーシッププログラム(CPP)
世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)が、日本の自治体が有する都市づくりのノウハウ・技術を途上国と共有するプログラムで、横浜市を含む国内6つの自治体が選定されています。
都市間パートナーシッププログラム
主な連携事例
横浜市の都市づくりに関するノウハウや知識を文書化(横浜ソースブック)
横浜市の都市づくりに関するノウハウや知識について、世界銀行が調査を行い、報告書として文書化されました。この報告書は、世界銀行内部で共有されるほか、世界銀行Webサイトでも公開されています。
アジア・スマートシティ会議での連携
横浜市が主催するアジア・スマートシティ会議の共同運営者として世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)が参画し、密接な連携のもとに会議を開催しています。
都市開発実務者向け対話型研修(TDD)での協力
「都市開発実務者向け対話型研修(テクニカル・ディープダイブ:TDD)」は、途上国や都市の代表者、世界銀行職員やその他専門家を対象として、日本各地にてワークショップや現地視察等を行う世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)のプログラムで、世界銀行が融資するプロジェクトの開発促進を目的としています。このプログラムにおいて横浜市は、公共交通指向型の都市開発、統合的な水管理、都市の再開発や公有財産管理など、本市の取組を紹介しています。
途上国への知見共有のための職員派遣
「ベトナムダナン市への知見共有プロジェクト」
世界銀行と横浜市は、ベトナムの「持続可能な都市開発プロジェクト(SCDP)」支援の一環として、2017年8月に、TDLCの技術協力事業を通じて、ベトナム国建設省および同国ダナン市にそれぞれ都市計画・開発に関する専門家を派遣し、都市開発管理法および公共交通指向型都市開発(TOD)の促進を目指した技術協力を行いました。
「都市デザイン分野の専門家を派遣」
横浜市都市整備局は、2018年7月に世界銀行の技術協力事業の一環としてルーマニアのコンスタンツァ(本市姉妹都市)等3都市に、都市デザイン分野の専門家を派遣し、ウォーターフロント開発や都市デザインに関する知見の共有を行いました。また、2019年4月にはパナマのパナマシティ、2020年2月にはコロンビアのパランキージャに同様に専門家を派遣し「横浜都市デザインビジョン」を活用したまちづくりについて技術協力を行いました。