公共交通・次世代交通

総合交通体系の構築

都市課題

新興国都市では、急増する自動車交通によって、激しい渋滞や騒音、さらには大気汚染が深刻な状況になっています。

道路交通の麻痺は、都市環境の悪化や経済損失を与えるだけではなく、緊急救命サービスの機能不全等、市民への福祉サービスの低下をもたらしています。

公共交通の整備や次世代交通の導入

都市圏への更なる人口流入に対応するため、公共交通の整備と一体となった総合交通体系の構築が求められています。さらに、既存の交通網を最適化するICT技術を活用した道路交通システムの高度化や、環境に配慮した次世代交通の導入が期待されています。

横浜シーサイドラインは、横浜市南部の工業団地・住宅複合開発エリアを縦貫し、沿線の経済活動に貢献しています。JR根岸線新杉田駅と京浜急行金沢八景駅とを結ぶ延長約11km・14駅の高架による中量輸送システムで、車両の小型化やゴムタイヤの採用により平面・縦断線形の自由度が高く、都市内での自由な路線設定が可能であり、建設費の縮減にも貢献した交通システムです。 都市部では、次世代交通システムを取り入れ、環境に配慮した移動手段の導入を検討してきました。(チョイモビ、コミュニティサイクルbaybike)