エネルギーマネジメント

都市・地域単位のエネルギーマネジメント

都市課題

新興国都市では、近年急激な工業化や産業の拡大に伴い、電力消費量が増加し、電力料金の負担も増大しています。そこで、効率的な電力供給や、電力消費のあり方を環境配慮型に志向させるための技術や仕組みづくりが課題となっています。

地域単位のエネルギーマネジメントシステム

近年、地域や施設単位でのエネルギーマネジメントシステム(EMS)構築のための実証試験や技術革新が進んでいます。EMSとは電力使用の可視化、節電のための機器制御、発電機や蓄電器等電力供給側の制御を包括的に管理し、電力の需要と供給の効率化を目指すシステムのことです。また、デジタルグリッドと呼ばれる電力網にインターネットのアーキテクチャを適用する新技術の導入も期待されています。

各設備の電力ニーズや発電情報をリアルタイムでクラウドに蓄積し、地域単位で電力を融通 横浜スマートシティプロジェクト(YSCP) 家庭や業務ビルをはじめ、既成市街地でのエネルギー需給バランスの最適化に向けたシステムの導入等を、日本を代表するエネルギー関連事業者や電気メーカー、建設会社等34社と横浜市が連携して実証事業に取り組んできました。この実証成果を生かし、エネルギー循環都市を実現させるために、新たに横浜スマートビジネス協議会(YSBA)が設立され、取組を推進しています。